リプハラって言葉を聞いたことありますか。
■リプロダクティブ・ハラスメント(リプハラ)とは
他人の生殖や家族計画に関する選択に不適切に干渉し、質問や意見を押しつけることで不快感やプレッシャーを与える行為のこと。典型的には「結婚はまだ?」「子どもはいつ?」といった質問や、出産や家族計画に関する無神経なコメントが含まれます。リプハラは、特にデリケートな話題でありながらも無意識に口にされがちなため、受ける側にとって心理的負担やストレスの原因になることがあります。また、これは他人のプライバシーや価値観を尊重する重要性が問われる問題でもあります。
ついつい、会話の中で質問してしまうことあるかと思います。
もしかしたらその質問が相手にとって、とてもストレスを感じることかもしれないという意識が大事ですよね。
ここ直近1年、不妊治療に踏み込んだことにより、すごくいろんなひとの言葉が刺さるようになりました。
元々の私の性格はあっけらかんとしており、誰に何言われても「で?」っていう感じでした。が、不妊治療というセンシティブなことから友だちと会うのが嫌になったり、誰とも話したくない、そんな気持ちになることが多々ありました。
実体験も合わせて、リプハラについて深堀りしていきます。
このブログをみてくださった方が、
気をつけよう!と少しでも思っていただけるとうれしいです!
結婚について
大大前提、世の中には結婚をしたい方もいれば、したくない方もいます。
30代を超えてくると、周りは結婚しているという環境が当たり前になってきます。
その中で、、言われると辛い内容は・・
「結婚いつするの?」
結婚を考えているパートナーがいる人に向かって、「結婚いつするの?」という質問したことないですか?
私はあります。
聞かれたこともあるし、自分で聞いてしまったこともあります。
女性同士の会話で恋愛話は花を咲かせますよね。
無意識に「結婚いつ頃〜?」「結婚式はするの?」とか聞いてしまったこと、経験ある方も多いのではないでしょうか?
「結婚」ということに対して、受け取り方は人それぞれです。
周囲からの問いかけがその人にとって大きな影響になることも考えられます。
- プレッシャー:
期待されているような気になり、焦りや重荷を感じてしまう。現状のペースや状況に満足しているのに、周囲からの質問で自分の進路やタイミングに疑問を持ってしまう。 - 不快感:
自分の選択やプライベートな問題を軽く扱われているように感じ、不快に感じる。「自分の人生の重要な部分を決めるのは自分でありたい」と感じる人も多く、周囲に干渉されるのは嬉しくない。 - 寂しさや落ち込み:
結婚を望んでいてもさまざまな事情(パートナーが望んでいないなど)で結婚ができていない場合、周囲からの質問が内面的な寂しさや自分への落胆を引き起こしてしまう。
私も結婚する前に、「そろそろ結婚?」「いつ結婚するの?長くない?」とか周りから言われました。そのときは若かったこともあり、「早く結婚したい〜」って流せていましたが、女性が年齢を重ねるほど焦りに変わることがあります。
年齢でも考え方が全然変わってしまうので、友達同士の会話でも気をつけるようにしています。
「何歳で結婚目標?」「そろそろいい男いなくなるよね〜」
パートナーがいない人に向かって、「何歳で結婚目標?」「そろそろいい男いなくなるよね〜」なんて言っていないですか?
その言葉が人によっては、このように感じることがあります。
- 焦りやプレッシャー:
結婚の予定がない人にとっては時間に追われているような圧を感じてしまい、年齢やタイミングに対する周囲の意識が自分のペースを尊重してもらえないように感じ、焦燥感を生むこともあります。 - 自己価値への疑問:
「いい男いなくなる」という言葉は、自分が「早くしないと選択肢がなくなる」と言われているように感じ、自分の価値が年齢に左右されるように思ってしまうことも。。。個人の自己評価や自信に影響してしまう場合があります。 - 不快感や疎外感:
周囲に自分のプライベートな将来設計や恋愛観を軽く言われてしまうと、不快に感じ、価値観や人生の選択を理解されていないように感じてしまうことがあります。 - 悲しさや孤独感:
パートナーがいない状況を気にしている人にとっては、無意識な言葉が心の痛みを刺激する言葉に変わってしまい、「他人の基準で急がなければならない」と思わされることで、今の自分が足りないように感じてしまうこともあります。
結婚をしたくない人もいるという前提を理解したうえで、相手がどのように感じるかを理解することが大切になります。
パートナーがいないけど結婚したい人、パートナーがいても結婚したくない人、いろんな方がいます。
私も結婚する前に、「そろそろ結婚?」「いつ結婚するの?長くない?」とか周りから言われました。そのときは私も若かったこともあり、「早く結婚したい〜」って流せていましたが、女性が年齢を重ねるほど焦りに変わることがあります。
年齢でも考え方が全然変わってしまうので、友達同士の会話でも気をつけるようにしています。
妊娠について
子どもが欲しい人、望んでいない人、できない人、いろんな方がいます。
ただそれを公言している場合もあれば、胸のうちに秘めている場合もあります。
私は、できない人にあたります。。
妊娠に関わる言葉は、今の私にもすごく刺さることがあり、今まで自分も同じような言葉を発していないかなって振り返りました。
女性は年齢を重ねれば重ねるほど、妊娠についての話はセンシティブになります。
「子ども作らないの?ほしくないの?」「妊娠したよ!〇〇(名前)はいつごろ?」
子どもが欲しい人に向かって、この言葉はとてもつらいです。。
- 悲しさやつらさ:
子どもがほしいと望んでいても、さまざまな事情や健康上の問題で子どもを持つことが難しい人もいます。この質問は深い傷になり、悲しさや辛さでメンタルが保てなくなる場合があります。 - プレッシャーや焦り:
早く作らないといけないというプレッシャーを感じることがあり、自分のペースや状況を全く考えてくれないと思うことがあります。 - 疎外感や比較される気持ち:
仲良い友達や同世代の親戚が妊娠している場合、自分が同じ段階に進んでいないことに対して疎外感や「なんで私は・・?」という感覚を持つことがあります。 - プライバシーの侵害:
親しい関係であっても妊娠計画を問われることは違和感を覚えます。他人の家庭のプライバシーを考えもせず、ズカズカ入ってこられることと怒りすら覚えます。
子どもを望んでいない人に向かっては、他人様に話す必要もないなと感じてしまいます。
- プライバシーの侵害:
妊娠や出産の意向や可能性については、個人の価値観や健康、ライフスタイルに深く関わる問題であり、その部分に踏み込まれることでプライバシーが侵害されたように感じることがあります。 - プレッシャーや焦り:
親や身近な人から言われると、期待に応えなければならないような焦りが生まれることもあります。 - 疎外感や比較される気持ち:
子どもを望むかどうか迷っている場合、このような質問が自分の気持ちと向き合うきっかけになる一方で、無意識に比較されているような感情が芽生えることもあります。
いろんな人がいるので、安易に質問をしないことが安全だなって感じてしまいますよね。。
年齢を重ねるほど、よい関係を保つのは難しいものです。
私は、子どもを望んでいる側でできない人です。
妊活を開始して、不妊治療になり、言われて不快に感じた言葉は「旦那さん若いから大丈夫だよ」「まだ30歳だからすぐできるよ」「妊娠した!belleも早く作って同い年にしよーよ」「仕事忙しくしていると子どもできないよね」まだまだありますが、不妊治療をしていることを伝えているわけではないから、仕方ないと思って流しています。
ただ、すごく仲良くしていた友達でも、こういう言葉を言われたときになんか違う!ってなってしまい全く連絡もとらず会わなくなってしまった子もいます。
子育てについて
子育て中に、自分の子育てについて口を出されたり、こうだよねと決めつけられたりすると、不快感を感じると思います。
子育てをしているだけで、すごいし偉い!心を広く考えれると素敵ですね。
「母乳じゃないの?母乳の方がいいよ!」
子どもが生まれてから、母乳で育てるorミルクで育てるについて決めつける方がいると思います。
そんなとき、ママになりたての方、産後すぐの方の気持ちはどうなりますでしょうか。
- プレッシャーやストレス:
母乳かミルクかの選択もそれぞれの家庭事情やお母さんの健康、生活環境によって変わります。他人の基準や理想に合わせなければならないようなプレッシャーやストレスを感じることもあります。 - 自己肯定感の低下:
「母乳でないとダメ」という価値観を押し付けられると、母としての自信が揺らぐこともあります。ミルク育児を選んでいることに対して、「自分の子育てが劣っているのではないか」と自己肯定感が下がります。 - 不安や罪悪感:
自分が選んだミルク育児の選択が間違っていると言われているように感じ、不安や罪悪感を抱くことがあります。母乳育児を希望していたのに難しい場合、このような言葉が心の傷や無力感を感じます。
育児にはさまざまなスタイルがあり、母乳に関する質問や意見は、お母さんにとってデリケートな話題です。
子育てしたことのある方や、親世代の方が言いがちの内容ですが、気をつけてほしいですね。
「子ども預けるの早くない?」
育児のタイミングや方法は各家庭の事情や価値観によって異なります。
子どもを預ける必要がある人もいれば、預けたい人もいます。
「子ども預けるの早くない?」=「預けるのどうなの?」のような言葉がこんな感情が生まれる可能性があります。
- 判断を否定された気持ち:
育児や仕事とのバランスを考えて「預ける」という選択をしている中で、他人からその判断が否定されたように感じることがあります。自分の選択が理解されていないと感じ、疎外感を抱くこともあります。 - 悲しさや傷つき:
育児に一生懸命取り組んでいる最中に、自分の努力や工夫が評価されていないように感じ、悲しさや傷つきます。家庭の事情や育児のスタイルを相手が知らずに言っている場合は、その無理解がなおさら痛みを感じさせることもあります。 - 罪悪感や後ろめたさ:
自分の育児や生活の選択が非難されているように感じ、罪悪感を抱くことがあります。「本当にこの選択で良いのだろうか」と不安になり、自分を責めるきっかけにもなる可能性も。 - プレッシャーや不安:
「子どもに悪影響があるのでは」と新たな不安やプレッシャーを感じ、必要以上に育児に対して慎重になることがあります。
自分の価値観を他人に押し付けるのではなく、サポートする姿勢や話を聞いてあげる姿勢が大切です。
他人の目や社会の基準に合わせなければならないような感覚が生まれ、自由な選択がしづらくなることもあります。
まだ子どもができていないのに、、、この言葉で義母と言い合いしたことがあります!
私は働きたいから子どもを保育園に預ける選択をする、義母は小さい頃は一緒にいたほうがいい。という内容で言い合いしたことがあります(笑)
最終的に私が、義母の考え方は古くて保育園に預けたくないならあなたがみてください!とぶった斬りました。。。
まとめ
いかがでしたでしょうか。リプハラについてまとめてきました。
自身の今までの言葉が相手にとって不快に感じてしまうことだったのか?なんて、見返すいい機会になってもらえるとうれしいなと思います。
友達同士、同僚、家族内での会話、人と関わるときには会話が生まれます。その際に、少しでも気をつけよう!と意識するだけで相手を傷つけることなくいい関係を築けます。
もしも、今の言葉失礼だったかな?と思ったらすぐに謝れるといいですね。
誰でも、言われる側言ってしまう側になったことがあると思います。
元々気をつけて会話をしているつもりでしたが、自分が不妊治療で参ってるときに言われた言葉が思っていたよりもきついもので、それを機にすごく気をつけるようになりました><
あまり関わらないようにしたほうが楽なのではないか?!とも思ったりしますが、仲良い友達であれば相手の状況を理解しておくことが大事だなと思いました。
このブログをみていただいた方が、今後少しでも意識してもらえるようになると嬉しく思います。
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