「子どもを授かりたい。そう思ったら、すぐにできると思っていました。。。」
ってときが来る前に役立つ内容になると嬉しく思います。
私は30代で妊活中です。
旦那さんとは交際を始めてから8年以上経っていますが、妊娠をしたことがありません。
子作りというものをはじめてからは2年ほど経っており、現在は不妊治療をしております。
10代後半〜20代前半で子どもを授かっている友だちは、ほどんどが授かり婚。
30代になってから周りにいる友だちは7割、不妊治療に差し掛かっています。
「妊活」「不妊治療」の定義は?
「妊活」と「不妊治療」の言葉の定義をここでさせていただきます。
不妊治療も妊活の一種です。
「妊活」とは、妊娠を目指すために行う活動全般。
夫婦が妊娠しやすい身体づくりを目的に、食生活や生活習慣の改善、基礎体温の記録、排卵日の把握、パートナーとのコミュニケーションなどを行うことが含まれます。特に妊娠を計画的に考えている場合に使われる言葉です。
「不妊治療」は、妊娠が難しい夫婦が医療の力を借りて妊娠を目指すための治療のこと。
不妊症とは、避妊せずに1年以上定期的な性交をしても妊娠に至らない場合に診断されることが多く、不妊治療には排卵誘発剤、人工授精、体外受精などの方法があります。
子どもは簡単に授かれない
年々、結婚をする平均年齢が上がってきました。
医療も進化し続けていますが、女性の身体が若返っているわけではないので、、、
子どもをほしいと思うタイミングでは、すでに妊孕性(妊娠する力)が低下している可能性があります。
女性は年齢が増加すると妊孕性(妊娠する力)が低下
出産数は30歳から徐々に減少し、35歳を過ぎるとその傾向は明確で、40歳を過ぎると急速に減少していきます。
※引用元:不妊治療保険適用についてのアンケート結果~30 代女性を主ターゲットにして~
30代で子供のいない夫婦は3人に1人が不妊検査/治療
30代で子供のいない夫婦は、約65%が不妊の心配をしたことがあるとされています。
その中で約33%は実際に不妊の検査や治療を行ったことがあるというデータがあります。
これらの数値によって、不妊症というものがいかに身近にある病症であるかということがわかります。夫婦が定期的に性交を行い、1年以内に自然妊娠する割合は、女性の年齢が20代前半の場合97%・20代後半では86~93%・30代に入ると数値が落ち、30代前半では72%・30代後半で65%にまで下がります。
年齢を重ねるほどに自然妊娠の割合が下がり、また妊娠するまでにかかる期間も長くなるとされ、年齢が妊娠のしやすさと大きく関わっていることがわかります。
※引用元:30代で不妊の心配をする割合はどのくらい?
検査を前もってしておくことが大事
結婚しているかしていないかは関係なく、検査をしておくこと!検査を定期的にすることは大事です。
女性が子供できるか調べる検査には、次のようなものがあります。
- 経腟超音波検査:子宮や卵巣を至近距離から観察する必須検査です。
- 卵管造影検査:卵管の中が通っているかどうかを調べる検査です。
- 子宮鏡:精密検査として行われます。
- 血液検査:一般血液検査(血算・生化)などがあります。
- AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査:卵胞から分泌されるホルモンの値から、卵巣にどれくらいの卵子が残っているかを予測する血液検査です。
- 子宮腟部細胞診:子宮頸がん発見のための必須検査です。
- 頸管クラミジア抗原検査:検査の時点でクラミジアに感染しているかどうかを調べる必須検査です。
実際には、不妊治療を進んでから検査していくものもあります。
ただ、女性にはこれだけの検査があり、すべて◎なんてそんな幸せなことはないかなと思います。
20代前半は子どもを望んでいないこともあり、検査なんてもってのほかでした。「いざ、子どもほしい!」と思ったら30代に差し掛かってました。
すぐにできるなんてことはなく、妊活→不妊治療とステップを踏むことに。
今は望んでいないけど、という方も今後気持ちが変わったときのために今からできることがあると思います!
不妊治療は、お金も時間もかかるということ
不妊治療は、2022年4月から保険の適用対象となりました。保険適用には年齢制限や回数制限があります。
保険適用が始まってから、私の不妊治療はスタートしているので、保険がなかったらいくらかかっているのか・・><
実際の妊活に関する悩みは、「お金」「時間」が1,2位を〆ています。。。
※引用元:「夫婦間での妊活に関する意識調査」
不妊治療の費用
保険適用とは言っても、継続的に治療をするとなるとチリツモで最終的にかかる費用は想像もできないですね><
不妊治療の保険適用有無・治療費の目安 | |||
---|---|---|---|
治療法 | 健康保険 | 治療費の目安 | |
検査(原因検索) | 適用(一部自費の検査あり) | 数千円~/回 | |
一般不妊治療 | タイミング法 | 適用 | 750円/回 |
人工授精 | 適用 | 5,460円/回 | |
生殖補助医療 | 体外受精 | 適用 | 約6万円~ |
顕微授精 | 適用 | 約8万円~ | |
精巣内精子採取術 | 適用 | 37,200円~ |
実際に不妊治療をする際は、上記の診療と併せて診察代・検査代・薬代などが必要です。また、保険適用外の検査や治療を実施する場合もあるため、その内容によっては自己負担額が高くなる可能性もあります。
私は保険に入っているため、人工授精/体外受精を手術として申請しています。
体験談
- 30代・女性
- 40代・女性
- 40代・女性
- 30代・女性
本格的に妊活を始めようと決めた時
私たちカップルがちょうど30歳になったころ、二人でワイワイしながら子どもを育てる家族像がイメージできたことをきっかけに、結婚を決めました。結婚と同時に妊活をスタートさせたため、「もし子どもがここにいたら」や「子どもの結婚式には」といった話で盛り上がっていたのを覚えています。
とはいえ、なかなか自然に授からないので心配になり、近所のクリニックで指導を受けながら妊活を進めていこうと私の中で決めたのは、入籍して1年に満たない頃でした。仕事も忙しく、毎月不順ながらもやってくる生理にモヤモヤしていたので、思いきってクリニックを受診し、その日の夜に夫に事後報告で「本格的に妊活したい」と伝えました。夫も「必要であれば俺も行くよ」と同意してくれて、うれしかったです。その後、私たちの妊活は人工授精に進み、夫の協力なくして進むことができない状況になりましたが、最後の最後まで夫は前向きに一緒に取り組んでくれました。妊活4年後に赤ちゃんをこの手に抱くことができ、今では妊活を始めた当初に二人で描いていた家族像をそのまま楽しんでいます。
妊活を優先した私の選択
私が体外受精にステップアップしたのは、妊活を始めて4年目、37歳のときでした。仕事にやりがいを感じていたので、「妊活も大切だけれど、仕事もがんばりたい」と考えていました。しかし、周りからはDINKS(共働きで、子どもを持たない選択をした夫婦)と勘違いされることも多く、「お金に余裕があっていいね」という言葉に傷つくこともしばしば。それでも、「不妊治療をしている」と話したら、職場で泣いてしまいそうで言い出せず、とても苦しかったことを覚えています。
着床さえしないまま2年が経ち、「ここでダメなら諦めよう」と転院し初めて妊娠。出産には至りませんでしたがようやく希望の光が見えた頃、私に転勤の辞令が出ました。異動先の部署は休みが不規則で休暇等の取得もしづらく、治療と仕事の両立は難しい状況でした。夫は「治療を続けても子どもができるとは限らないから仕事は続けた方がいい」と言い、私も「仕事一筋で生きてきたのに、辞めたらどうなるんだろう」と怖くて、とても迷いました。でも「治療は今しかできない」と退職を決断。その後の治療で妊娠、40歳で出産しました。定職は失ったけれど、今は退職前には想像もつかなかった「人生の第二幕」を楽しんでいます。(NPO法人Fine寄稿 https://j-fine.jp/)
「無理をしすぎない」ことを学んだ仕事と治療の両立生活
治療開始当時の私は、営業最前線で働くバリキャリ女子。「がんばれば達成できる」経験しかなかったため、タイミング法を半年試しても妊娠できなかった時はショックでした。体外受精専門病院へ通い始めてからも、「もっとがんばればなんとかなる、私のがんばりが足りないんだ」と自分を叱咤激励する日々。会社では、恥ずかしさがまさって治療していることを打ち明けられず、仕事量は変わらぬまま、結果として理由を言わない遅刻・欠席が続くことも。なにもかもが中途半端で、無礼を働いていることへの自責、なかなかうまくいかない治療・・・・・・どんどん精神的に追い込まれていきました。愚痴を聞いてもらおうと、唯一、治療について打ち明けていた不妊治療経験者の友人に会いにいったところ、逆に喝を入れられ、そこでようやく「やっぱり私は子どもが欲しいんだ!」と初心に立ち返ることができました。そこからは、完璧にできない自分を認め、「無理をしすぎない」という発想に切り替えて、“もっとがんばれば”から“ほどほどにがんばる”ことにして治療を続け、最終的には子どもを授かることができました。(NPO法人Fine寄稿 https://j-fine.jp/)
妊活・不妊治療で心が疲れないために
私は、28歳から34歳まで不妊治療をしました。
治療中は自分の感情にふたをせず、素直になることを心掛けていました。
気合いを入れてタイミングをとっていたのにリセットした時、自分たちより後から結婚した友人に子どもができた時、初めて陽性反応が出たにもかかわらず稽留流産となってしまった時。
つらいことはたくさんありましたが、いつでもどんなことでもパートナーと共有して、目いっぱい悲しみ、泣きました。パートナーも、その時感じたことや思いを話してくれました。
共通の趣味でもあるおいしいものを食べながら、お互い話して聴く。
そうやって私はその都度、感情のリセットをすることができたため、心を疲れさせることなく6年もの長い間、妊活・不妊治療に向き合うことができました。
2度の採卵、3度目の移植で妊娠・出産することができました。
※引用元:先輩の声-妊活・不妊検査・治療体験談 | 広島県子供未来応援課
※引用元:体験談 – 妊活ながの
さいごに伝えたいこと
妊活→不妊治療に変わって瞬間が、思ってた以上にメンタルがしんどかったです。
相手がいて成り立つ、「妊活」。
男性に理解したうえで協力を得ることが難しいこと。
20代では聞き慣れない「不妊治療」、30代では当たり前の「不妊治療」。
年齢でここまで違うのか!と実際に年齢を重ねないとわからないと思います。(私もそうでした。)
将来的に赤ちゃんを望んでいる方は、「私は対象ではない。」とは思わずに
定期検診と思って検査にいくという選択肢をもってもらえるきっかけになると嬉しいです。
みなさんの元へ、かわいい天使ちゃんが運ばれてきますように👼
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